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私の仕事:車引き 山で鍛えた足腰で

私の仕事:車引き 山で鍛えた足腰で /静岡

掛川城の天守閣が本格的な木造建築で復元され一般公開されたのは94年4月。杉山繁さん(57)=掛川市居尻=は約19年間続けたサラリーマンを辞め、観光客相手に人力車を引くことにした。屋号の「人力車掛川組」はお城が好きで古い町並みを愛していたから思いついたという。

生まれ育ったのは同市北部の山間地。幼いころから山仕事の父親に付いて急斜面を歩いていた。足腰には自信があった。会社員時代に営業で県内を回るうち、人力車を製造する「升屋製作所」(伊東市)を知ったのも転職のきっかけになった。「自分にふさわしい仕事だ」と直感したという。

同製作所で作ってもらった人力車で翌95年1月開業した。身長160センチ、体重55キロ。男性としては小柄なほうだが、同製作所の主人は「小学生でも引けますよ」と請け合ってくれた。

だがお客さんを乗せた時のバランスの取り方などはやはり難しい。「始めて2、3年は無我夢中でした」と笑う。「てこの原理を応用して無駄な力を入れなければ楽に引けます」というが坂道などは体力勝負。毎日20回の腕立て伏せは欠かさない。「その日の体調が分かります」。普通は乗客は1回2人までだが希望で4人乗せたことも。

掛川城周辺を約1キロ、20~30分で回るのが基本コースで料金は2000円。「山内一豊公が築いた天下の名城。天守閣は全国にたくさんあるが古い図面を参考に忠実に復元したのは日本で初めて」などと説明すると感心されるのがうれしい。

引用元 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20081006-00000158-mailo-l22


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