誰も知らない中国調達の現実(30)-岩城真
中国企業、特に旧国営系であったりすると、工程で不具合が発生した時、クレーム品として返却された製品を分解する時、あるいは試運転調整時に、ズボンのポケットに手を突っ込み遠巻き眺めている技術者(管理者)たちの姿をよく目にします。これを見ると、私はどうしても「ブルーカラー(製造現場)とホワイトカラー(設計、技術)の溝」を感じてしまいます。
もちろん日本でもこの溝の広がりは確実に進行しているように感じていますが、ある意味中国の製造工場の方が先行しているように感じます。
現在の中国は、日本以上に学歴が重要視される社会です。製造業では大卒=ホワイトカラーと、高卒以下=ブルーカラーの図式があります。
私の担当するあるサプライヤーが、2人の大卒を採用しました。1-2年もすれば、管理者として工場運営の一翼を担ってもらう人材です(中国では「将来の幹部」などといった、悠長なことは言いません。求めるのは即戦力です。優秀であればあるほど独立し一国一城の主となるか、よりよい給与と待遇を求め転職します)。 総経理(社長)の考えで、1年は旋盤工として実習させようとしました。残念ながら、1カ月ちょっとで2人ともドロップアウトです。
こんな例もあります。日系の工場で、大卒を採用しました。工場ですからホワイトカラーといっても、総経理以下、普段は作業服を着ています。しかしその新入社員は、当初頑なに作業服の着用を拒みました。
引用元 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080923-00000015-scn-cn
