15年以上前だが、当時、親しかった女性社員から尋ねられたことがある。「辞表を出すときって、どんな思いなの?」と。そのときの私は、このように答えた。
「辞表は『あの上司が気にいらない』とか『会社が嫌だ』といった感情論で出すべきじゃない。『こういう生き方をしていく!』といった明確な考えを持ち合わせたときに、上司に渡すもの」
この思いはいまも変わっていない。
今回の時事日想は明確な考えのもと辞表を出し、その後は独立し、活躍している3人に話をうかがってみた。税理士の伊藤初彦氏、行政書士の嵯峨山政樹氏、社会保険労務士の鈴木祐一郎氏である。いずれも独立して10年未満であり、年齢は30~40代前半だ。そんな彼らはどのような思いで辞表を出してきたのだろうか。
●ワクワク感に近いものがあった
伊藤氏は現在、名古屋で経営会計事務所を営んでいる。税理士であり、MBAホルダーでもある。大学を卒業後、銀行の関連会社に就職。そこでは手形や小切手の交換業務の仕事に携わった。だが、仕事はパターン化していて単調なものを感じたという。
20代後半に差し掛かったとき、生まれ育った名古屋に戻り、会計事務所で働きたいと強く考えるようになった。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100219-00000035-zdn_mkt-bus_all
