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著者に聞きたい 『トギオ』

■“異端”の素顔とは

作家による文学の新ジャンルや新たな文体への挑戦はほぼ試され、書き尽くされたのではないか。こんな想像を軽々とぶち破る“異端作”が登場した。第8回「このミステリーがすごい!」大賞受賞作『トギオ』は、かつてない文体で新分野を拓(ひら)きながら、読者を異次元の文学世界へ引き込んでいく。

同賞への応募は4度目の挑戦という。なぜ“このミス”だったのか?

「ほかの賞の選考委員はたいてい小説家です。たぶん僕の小説は初めから選考ではじかれてしまうと予想できました。だからプロの読み手に判断してほしかったんです」

“このミス”の選考委員は小説家ではなく書評家たち。そのプロの読み手はどう講評したのか。

大森望氏は「冒頭の一行から尋常ではない」と驚き、茶木則雄氏は「一言で言って、ものが違う、と感じさせる異彩ぶりだった」と称(たた)え、吉野仁氏は「『このミステリーの枠を超えてすごい!』大賞は文句なしに、これ」と大絶賛した。

異才が育(はぐく)まれた背景を探ると「大学時代にどうも自分は組織に向いていないなと気付きまして…」。現在30歳。就職活動を途中でやめたため社会人経験はない。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100207-00000036-san-soci


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