■「農業大県」目指し起業
航空宇宙工学を学び、航空機の設計開発や自動車の衝突安全装置の研究開発に携わっていた技術者が10月、農業支援ベンチャーに乗り出した。「自分がやってきた研究開発は、企業の事業。それなら、やりたいことを自分で」と会社を設立。「一番の問題は、東京一極集中による地方の過疎化と農業の荒廃だ」と農業を生かした地方の活性化に取り組む。
栃木とのかかわりは、中学の友人に誘われて受験し、通った佐野日大高校時代と、平成14年に高根沢町の本田技術研究所に転職してきた2回。栃木に住む前は、神奈川県横須賀市の防衛大学校の学生、海上自衛隊の幹部自衛官、米国テキサス大大学院で学究生活、そして川崎重工で航空機の設計開発と、目指す道を華麗に歩んできた。
それが今年8月、ホンダを辞め、百八十度の方向転換を果たす。「農業に抱いた危機感です。今やらないと、農業は一気に衰退し、5年後では手遅れになる」
農家は疲弊している。担い手の高齢化と後継難で耕作放棄地が増え、荒れ放題の田畑が広がっている。代わりの耕作者を依頼しようにも、依頼できる人がいない。これは今の地方の縮図で、本はといえば、東京一極集中の弊害だ。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20091206-00000005-san-l09
