楽天・野村克也監督(73)が12日、次期監督候補として待望論がある因縁の横浜との対戦で、必勝を誓った。ベイ相手に野村野球の神髄を見せつけ、楽天を勝利に導けば来季の“就活”も兼ねることができて一石二鳥。2連勝で交流戦最下位に沈むチームを再浮上させる。
知将の野望に火がついた。きっかけは中日・落合監督の一言だった。この日、Kスタでの練習を見守った野村監督は、10日の中日戦での試合前練習で、自他ともに認める球界の親友から“勧誘”されたことを明かした。
「落合がね、『ノムさん、来年はセ・リーグで一緒にやろうよ。横浜行きなよ。やりなよ』って言うんだ。そんなこと、俺の口から言えないよ。今やってる監督さんを、刺激することはできないからな」。横浜の立て直しに全力を注ぐ田代監督代行に敬意を払いながらも、来季の監督業への色気は隠せなかった。
楽天との契約は今季限りで終わる。この日も「来年から何して暮らそうかな。失業して暇になるな」と話したが、卓越した野球理論を埋もれさせるのは惜しい。Bクラスのチームで戦力をやりくりし、立て直す“弱者の兵法”こそ野村野球の醍醐(だいご)味だ。交流戦第1ラウンドでは横浜と1勝1敗だっただけに、13日からの2連戦では連勝し、采配の健在ぶりを“就活先”に見せつけたい。
横浜の親会社であるTBSとは、スポーツニュース「S☆1Jスポ」で毎週第1日曜日を「野村の日」に定め、大特集するなど蜜月関係を築いている。
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