女子ホッケーの日本リーグで、「仕事との両立」をモットーにする南都銀行(奈良)が上位争いを演じている。全日本選手権で1度の優勝経験はあるが、国内最高峰の日本リーグはまだ制したことがない。今季は3連覇を目指すソニー一宮を4年ぶりに破るなど、ここまで5勝2敗3分けの3位。西岡英俊監督(45)は「勝てるチーム」と自信を示し、残り4試合を全力で臨む構えだ。
南都銀行は監督、コーチ、選手全員が正社員。平日2日間の午後以外は他の行員と同じ勤務をこなし、行員に必要な資格も取得する。多くの企業チームが練習に専念できる環境とは大違いだ。
昨季のチーム状態は最悪だった。平均身長約156センチと小さく、1対1になると体格で劣るためすぐ抜かれてしまう。日本リーグで24失点を喫し、8チーム中6位。この反省から守りを徹底強化した結果、失点が極端に減った。セットプレーでの決定率が約2割と低く課題も多いが、成果は確実に上がっている。
選手たちの意識も向上。「グラウンドと社員寮の往復を走る子が増えた。一人一人が自主的に練習に取り組んでいる」と西岡監督も目を細める。東陽子主将(28)は「今季のリーグは混戦で、一つも落とせない状況。一戦一戦自分たちのゲームをしていきたい」と表情を引き締める。創部27年目でチームは今、大きな転機を迎えている。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090603-00000013-jij-spo
