日本マクドナルドの現職店長、高野広志氏(47)が会社側を訴えた「名ばかり店長」裁判は、同社が和解金約1000万円を支払うことなどを条件に、東京高裁で和解が成立した。ただ、本人が3年間の闘いを振り返る言葉には、会社組織の矛盾への憤りというより、会社と仕事への愛着が強くにじんだ。
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■3年で和解…笑顔
「和解金で1000万円を受け取ったところで、8人の弁護士費用や組合費、裁判費用に税金を引いたら150万円残るかどうか…。アルバイトたちは『新しいクルマでも買ったらどうですか?』と笑いますけど、とてもムリですね」
和解翌日、朝5時から6時間の早出シフトを終えた直後にもかかわらず、笑顔で取材に応じた高野氏。おだやかな口調ではあるが、平成17年の提訴後の争いは、「0円スマイル」も凍り付く厳しいものだった。
昭和62年に入社し、埼玉県内の店舗を中心に勤務した後、平成11年に店長に昇格した高野氏は、毎月のように営業目標をクリアする一方、平均残業時間は軒並み80時間超え。2カ月連続休日ゼロもザラで、月2~3回は店の駐車場に止めた車内で寝泊まりするほど過酷な勤務を強いられた。手のしびれを訴えた医師に「脳梗塞(こうそく)の一歩手前」と診断され、提訴を決断した。
提訴後の「行動評価」は常に事実上の最低ランク。20年の1審判決後は再教育プログラムにも強制的に組み込まれ、自分より年下でキャリアも少ない本社社員の監視下に置かれた。
引用元 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090322-00000051-san-soci
